夫のアトピー脱ステ奮闘記|10月奮闘前半:脱保湿と皮膚の回復
おはようございます。
アトピーの夫の「夫のアトピー脱ステ奮闘記」をお送りしています。
記録と情報提供(同じ悩みを抱える人へ)を兼ねて、書き留めていきたいと思います。
10月になり脱ステは3ヶ月目、前半の2週間分についてまとめます。
■目次
1. 夫のアトピー事情
2. 10月奮闘前半:脱保湿と皮膚の回復
・1week:脱保湿と汗の回復
・2week:手の回復と
3. まとめ
・痒い時:メンタームEX
・肌に優しい繊維:ヘンプ
1. 夫のアトピー事情
アトピー歴30年
小さい頃からアトピーでステロイドを使用している
大学受験や仕事などのストレスで悪化することがある
ステロイドは肌が荒れてきたら集中的に使用し、落ち着いたら使用をやめ期間を空けている
頻度としては2,3週間に数日程度
顔は1年前にプロトピックに移行、身体にはステロイドを使用中
現在、脱ステロイド3ヶ月目
2. 10月奮闘前半:脱保湿と皮膚の回復
8月半ば(脱ステ2~4週間目)に脱ステのリバウンドがピーク、寝込んでしまうほどの火照りと震えに苦しみ、怒涛の滲出液&落屑がの期間を経て、少しずつ少しずつ落ち着いていきました。
9月(脱ステ2ヶ月目)は、かゆみと掻き傷がひどく、全身傷だらけになりました。後半はかゆみと乾燥に悩まされて、脱保湿を開始することになりました。
10月(脱ステ3ヶ月目)現在、脱ステ&脱保湿の日々です。
リバウンドのピーク時に比べて、寝込むほどの火照りはありませんが、放熱がうまく出来ず汗がかけません。体温調節が難しいようです。
落屑はだいぶん目立たないサイズになりましたが、床をよく見るとまだまだ落屑出ているなーと分かります。
浸出液はほとんど出なくなりました。掻きすぎると一気に出てきますが、すぐに止まります。
今までの「掻きこわす→浸出液→乾燥&落屑」のループが、「掻く→血が出る→瘡蓋&細かい落屑」のループに少しずつ変わってきました。
夫は皮膚が強くなってきたし、部分部分(小さいですが)普通の肌になってきた所もあるとも言っています。
確かに、私から見ても夫は随分良くなってきたように思います。
ピーク時は腕や身体に触れると払いのけられる、寝返りも痛い、という感じでしたが、最近は夜中に寒いと言って私の布団に潜り込んできたりします。ジャマ。笑
また、痒すぎて運転もままならず途中で交代する事もよくありましたが、最近は運転できないまでになることはなく、全く掻くことなく運転できている時もあります。
何より、皮膚の質感が普通の肌のようになってきたし、見た目も綺麗になってきました。
以下、週ごとの状況をまとめました。
1week:脱保湿と汗の回復
脱保湿が2週目に入りました。保湿をしていないので皮膚はカサカサで白っぽいです。
首回りは引きで見るとあまり目立たなくなってきました。近づくと細かい傷があるのがわかりますが。
身体も赤みが引いてきて、全体的に枯れてきた感じがあります。
腕の内側はかゆみが強いので傷が目立ちますが、アトピー特有の掻きこわしもというより、瘡蓋になってきてます。でも、まだまだな感じ。
脱保湿はの内容は、お風呂では身体だけ石鹸を使って洗うのをやめ(頭と顔は洗う)、風呂上がりの保湿をやめ(顔は2日に1度化粧水)ました。
ただお風呂上がりは、身体が乾く過程とその後の乾燥が痒いので、メンタームEXのかゆみ止めを塗っています。
【第2類医薬品】近江兄弟社メンターム EXプラスクリーム 150g
このメンタームEXを塗り出してから、乾燥してカサカサの身体なのに所々ニキビができる。なんかの成分が影響しているんでしょうか…
脱保湿中でも、今日は調子が良いって時は回復を促すためにクラロンソープ&クリーム(「クラロンクリーム」の記事)を使うこともあります。
夫はクラロンクリームを塗ると、荒れている部分は治って普通の肌の質感に戻り、新しいところが荒れ始めると言っています。肌の細胞が「荒れて治る」を順番に巡ってる感じかなあ?と言ってます。
さらに、身体に熱がこもってうまく汗がかけなかった(ヘソ周りのごく一部分を除いて)のが、腰周りが汗をかけるようになってきました。
それから、9月にお酒を飲んでも大丈夫な日がありましたが、この週に1杯だけ飲んだビールでは身体が湿るくらい暑くなり、とても痒くなりました。日によるのだろうか…?
2week:手が綺麗になり腕も回復してきた
身体は変わらず、枯れてきたような感じで乾燥してカサカサしています。かゆみもまだまだ続いています。
そんな中、いつの間にか手がとても綺麗になっていました。
色も白くなったし質感も普通の肌になってきていて、夫はうふふとほころんでいました。笑
↓こちら脱ステ前の手です。(下は私の手)
脱ステ前、手の甲は何度も手荒れを繰り返していて、拳のところは皮膚が硬く色も浅黒くなっていました。合わない洗剤なんかにはすぐ負けてしまうような肌でした。
それがこんなに綺麗になるなんて…色々と回復じゃないか?と思える兆しはありますが、ここまで顕著に成果が見られたのは初めてでした。
手の荒れは人の目に付くから嫌だなーとぼやいていたので、夫が嬉しそうで私も素直に嬉しい。
それから、先週に比べて腕の内側や足も綺麗になってきました。
1weekの写真に比べると随分傷が減って、普通の肌の質感の部分が増えてきました。
足は写真を撮っていなかったので、初公開です。
手の甲に続いて、腕も足も傷が減ってきました。
何だろう、ここにきて急に目に見えて回復してきて、夫も私も驚いている。
もちろん、日中かゆみがひどい時も、痒くてあまり眠れない日もまだまだあるし、掻きすぎてヒリヒリして痛いとも言っています。
アトピーが改善されたとしても、この乾燥肌が治らないと結局保湿クリームやかゆみ止めを手放せないからなー…とぼやいていました。次の課題です。
しかししかし、週末またもかゆみがひどく、肌が荒れ始めました。
写真だと1weekとあまり変化が見られず、わかりづらいですが…
あと、夫はストレスで耳が荒れるのですが、耳〜顎〜首のラインがカサカサしてぼろぼろになってきました。かゆみも強いみたいです。
ここ最近の不摂生が原因だろうなーと言っていました。やっぱり気を抜いてはいけなかったんだなあと少し反省です。
3. まとめ
脱保湿にも挑戦し始めたし、腰部分が汗をかけるようになってきました。一時的かもしれないし、気休めかもしれませんが、少しずつ前に進んでいる気がします。
さらに、乾燥肌には悩まされていますが、目に見えて肌が綺麗になったり、普通の肌の部分も増えてきた。本当にアトピー克服できるんじゃなかろうか?という期待も出てきました。
脱ステ開始時、こんなに目まぐるしく状態に変化が見られるとは思っていませんでした。夫も私も人の身体ってすごいなあ〜と日々驚きです。
さすがに2ヶ月そこらで脱ステ完了などとは思っていませんが、今の所夫は脱ステして良かったかもしれないという感じで進んでいます。
ちなみに、食生活は少しおざなりになっていました。(2weekの週末にそのしわ寄せがやってきた感じ…)
9月末の帰省&出張による外食続き、戻ってからもイベント続きでうまく切り替えられず、10月に入ってからは3食食べてしまっています。。。
平日は家で作って食べるようにしていますが、雑穀中心やお肉控えめというストイックさがあまりない。10月後半からは、改めてしっかりやっていきたいです。
それから、北海道はもう秋まっしぐらで紅葉中、ぼちぼち寒くなってきて、今週今年初めての暖房を入れました。ギリギリまで我慢しようと思ったのに、たまらず入れてしまった…
今から雪が降るまでは、外の乾燥と室内のストーブによる乾燥のWファイトです。頑張れ夫。
夫が試行錯誤してみた症状別の対応策と導入したアイテムの一覧です。
・痒い時:メンタームEX
最近ようやくコレだという痒み止めを見つけました。メンタームEXです。
【第2類医薬品】近江兄弟社メンターム EXプラスクリーム 150g
今まで以前に病院でもらった痒み止めや市販の痒み止めを色々と使ってきましたが、夫が使ってみた中でしっくりきたのがこれでした。
他の痒み止め同様に効果は数時間程度ですが、痒みのぶり返しがマシなようです。
あと、全身に塗っても熱がこもらないので良いそう。夫はワセリンだと保湿力?油分?が強すぎて皮膚に蓋をされたような感じになって熱がこもって痒くなります。
このメンタームEXは150g/1000円とコスパがいいし、薬局で手に入るのでいいです。あと、匂いがあまりキツくないところもいいです。
メンターム系は季節によって成分が変わるものもあるので、ご注意。
・肌に優しい繊維:ヘンプ
最近ヘンプ100%という繊維に出会いました。
抗菌性・消臭性・吸水性・速乾性・調湿性・UVカット性など肌に優しい繊維だと知り、ヘンプ100%のスポーツタオルを買ってみました。
夫的にはまあまあヒットしたようで、かなり頻繁に活用しています。
寝る時は、火照っているところや痒いところ、または頭や首に巻き付けて寝ています。
日中は首に巻いて、痒い時はそれでゴシゴシと掻くようにしています。
布団のシーツや掛け布団にも導入したいのですが、高いので。。。