転勤妻は奇跡的にフリーランスデビューしました
夫の転勤で東京から北海道に来て、運良くフリーランスデビューが実現しました。
失業転勤妻からフリーランス転勤妻になりました。
フリーランスの手続き等の手順を含めて、経緯をまとめてみました。
■目次
1. 転勤妻、念願のフリーランスデビュー
2. 転勤妻、個人事業主になる
・失業給付の停止
・個人事業主の申請
3. まとめ
1. 転勤妻、念願のフリーランスデビュー
夫の転勤で北海道に来たのは夏、秋に求職活動をするも、いい仕事は見つからず…
求人情報をチェックするだけの日々が続き、失業手当の給付期間も終了、そのまま冬になってしまいました。
あー仕事どうしようか…と思っていたら奇跡が起きました!
北海道に来る前に勤めていた会社から連絡があり、仕事の外注依頼をいただきました。
退職時、フリーで仕事をさせてほしいとの申し出は叶いませんでしたが、その後社内の体制が変わったそうで実現しました。
行き詰まっていた求職問題が一気に解決し、ホッとしました。
しかも、念願のフリーランスデビュー、嬉しかったです〜。
就職活動時、いつか在宅でもできる仕事がいいと考え、興味のあった広告デザインという専門職を選択しました。
当時経済学部にいた私は、デザインや芸術に関する下地が全く無く、なんとか小さなデザイン事務所に採用してもらい、デザイナーとしてのキャリアをスタートしました。
そして、噂通りというかなんというか、仕事はハードでした。
研修という研修はなく、オンジョブでの叩き上げ教育というもので、試用期間から毎日ほとんど終電帰りでした。
就職してからの数年間は、デザイン作業の地味さ地道さ、勤務時間の長さ、休日出勤など、辞めたいと思うことしばしばで辛かったです。
今回フリーランスが実現し、手に職を選んで良かった、踏ん張って良かったな〜と思いました。
2. 転勤妻、個人事業主になる
受注した仕事は1年弱の長期案件でした。
今回の案件のためだけに個人事業主になる必要は無かったのですが、契約先への信用と自分の覚悟的なことを考えて申請することに決めました。
個人事業主になるにはまず何をしなければならないのか?という所からスタートしました。
・失業給付の停止
失業中(失業手当の受給中)の人が個人事業主になる場合、何よりも先にハローワークに行って失業手当を停止しなければなりません。
失業給付を受けながら開業した場合、不正受給となりますので注意が必要です。
外注依頼の話をいただいた時、私はまだ失業手当の受給期間中でした。
正確には、失業給付は満了日を迎えているが、認定日がまだなので最後の給付を受け取っていない状態でした。
タイムラインの例としてこんな感じです↓
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10/26~11/10 失業給付 最終期間
11/20 外注依頼
11/25 認定日(10/26~11/10 分の失業手当が認定されて支払われる)
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何をどうしていいのかわからなかったので、外注依頼を受けてすぐ、認定日を待たずにハローワークに行き、個人事業主になる旨を相談しました。
窓口の人曰く、個人事業主は「就職」扱いになるそうで、失業給付は停止となります。その場で就職宣言をして停止の手続きをしてもらいまいた。
雇用保険受給資格者証(失業手当に必要な書類)には、「支給終了・就職」と記載され、最後の失業給付はすぐに支払われました。
と、私の場合すんなり事が運びましたが、、、個人事業主を検討されている方に1つ注意があります。
個人事業主を志した場合、どの段階から「就職」扱いになるのか?
ハローワークの人曰く、正確には個人事業主になると決めた時点で「就職」とみなされる、とのこと。
つまり、個人事業主になると決めた時点で失業手当を受ける権利はなくなり、個人事業主になる準備をしながらの失業手当の受給は不正受給になる、という事です。
失業手当の受給中に個人事業主になると決めたら、すぐに就職宣言をして失業給付を停止する必要があります。
ただし、個人事業主も「就職」扱いという事で、「再就職手当」を受ける権利があるそうなので、忘れずに。
失業後すぐに個人事業主を志した場合でも、「再就職手当」が受けられるので、とにもかくにも、まずハローワークに行くことをお勧めします。
・個人事業主の申請
ハローワークにて就職宣言が完了したら、個人事業主の申請ができます。
個人事業主の申請は、開業地域の管轄の税務署で行います。
税務署に下記資料を提出しました。
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・開業届+開業届の控え(国税庁のホームページよりダウンロード可能)
・青色申告承認申請書(国税庁のホームページよりダウンロード可能)
・マイナンバーカードコピー
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上記の資料を準備して、税務署に郵送するだけで個人事業主の申請は完了です。
やってみたらあっさりでしたが、よくわからなかったので、私は数回税務署に足を運びました。税務署に行けば丁寧に教えてくれます。
これで、晴れて個人事業主となりました。
3.まとめ
北海道に来て思いがけずフリーランスという働き方が実現しました。
私にとっては2つ嬉しい結果となりました。
ひとつは「自宅で仕事をする」という目標が達成された事、転勤妻にとっては最適な仕事環境です。
もうひとつは、声をかけてもらえた事です。
今回の受注先、私が勤められたのは僅か11ヶ月でした。そんな短い勤務期間にも関わらず、こうして外注いただけた事が大変嬉しかったのです。
現在は大変感謝しながら、お仕事させてもらってます。