転勤妻が北海道で求職活動をしてみたら・・・

こんにちは、北海道在住の転勤妻ウニです。

北海道に来たのは1年前の夏の終わりでした。

荷解きが落ち着き、秋ごろには生活圏にも慣れてきたので、ぼちぼちと求職活動を始めました。

求職活動は北海道ならでは?な予想外の壁が多くてびっくりしました。


1. まずは失業給付を申請

求職活動の前に、しっかりちゃっかり失業給付の申請は済ませておきました。

3ヶ月の受給制限ナシ、被保険者期間6ヶ月以上でOK、の「特定理由離職者」での申請です。

「特定理由離職者」の失業給付申請についてはこちらの記事をドーゾ↓


2. 北海道(の地方)の求人は季節雇用・滞在型が多い

北海道の地方の求人は、変わったものが多くて面白かったです。

季節雇用の求人が非常に多い。

私がハローワークを訪れたのは9月頃。

季節の変わり目で求人が少ない時期でしたが、「野菜の選別作業や箱詰め作業〜10月まで」「有名菓子店の店頭販売員〜11月まで」といった求人が目につきました。

11月に入ると、「スキー場や温泉のリゾートバイト」や「除雪作業」の求人が増えてきました。

雪が溶け始めた翌4月になると、「農作業の手伝い」や「農場の収穫・出荷作業」の求人が続々と出てきました。

季節ごとに出てくる求人が目まぐるしく変わるので、毎回求人情報を見るのが面白かったです。

そして、これらの多くは住宅補助あり・寮完備といった待遇がほとんどで、滞在型の求人でもありました。

北海道(の地方)は季節雇用・滞在型の求人が多いのが特徴です。

これは聞いた話ですが、地元の農家さんは夏は農作業、冬は除雪という働き方をしている人も多いとか。

リゾート地では夏(冬)だけ働いて、冬(夏)は道外で過ごすという人も多いそう。

北海道という気候の特徴もあって、雇用のあり方や働き方が本州とは違うなあと思いました。


3. 求職活動の壁1:希望の仕事がない

本題の求職活動ですが、ハローワークに通い始めたのは秋。

今までやってきたデザインの仕事があればいいなー。でも好きな分野までは選べないだろうなー。くらいの気持ちでした。

いざ、ハローワークの窓口にて…

私:「デザイン職希望なんですけど、何かありますか?」

職:「ないですねー。土地柄デザインの仕事はなかなかね〜。笑」

私:「そうですか…!」

なんと、希望の職業まじでゼロ。

私の活動意欲は一瞬にして消え去りました。。。


とはいえ、じゃあ仕事しないでいいのか?と言われたら、そうはいかない。

夫はどっちでもいいと言ってくれましたが、家計に余裕があるわけでもない、たまには贅沢もしたい。

なにより、働いていない自分が嫌という気持ちもあり、気持ちを切り替えて手広く探してみることにしました。


4. 求職活動の壁2:時給に納得できない

デザイン職が無いなら、飲食店がいいかな。オシャレで素材にこだわりのあるカフェなんかいいなーと思いました。

が、ハローワークの求人には思うようなカ求人が無かったので、地道に近所のカフェを巡りました。

いくつかのカフェに目星を付け、求人情報をチェック…の所で立止まりました。

予想以上に、時給が低い

ある程度低いことは覚悟していましたが、高校時代のアルバイト(関西)より低い時給を目の前にすると全然納得できませんでした。

こんなことならいっそ海外転勤の方がよかったな。(海外だと赴任手当があるので…)と悪いことを思ってしまいました。


またしても活動意欲が低下…しかし文句ばかりも言ってられません。

職種問わず時給の良い仕事、時給が低くてもやりたいと思える仕事、何かないかなーと手当たり次第探しました。

居住区付近のハローワーク求人は見尽くしたと思います。

その甲斐あってか、近場のリゾート地(家からは少し遠い)にある高時給のカフェの求人を見つけました。


5. 求職活動の壁3:雪で通えない

やっとの思いで見つけた高時給のお洒落なカフェの求人、ハローワークに駆け込みました。

私:「このカフェの求人に応募したいんですが!」

職:「はい、応募の手続き進めます。」

私:「お願いします!」

職:「ここは特に雪の深い地域ですけど、冬でも車通勤できますか?」

私:「え?雪?」

・・・ペーパードライバーの私にできるんでしょうか?私が聞きたい。

現状、家から数キロのハローワークに運転して来るのがやっとの状態です。

豪雪地帯の北海道、しかも家は山間にあって町に行くにも峠越え必須な場所です。

希望のカフェまではバス・電車の選択肢もなく、冬は地元民でさえ通ることを避ける日がある峠越えがあります。

まさかの雪の壁。

職種、時給は気持ちの問題だけど、通勤手段はどうにもなりません。

ここにきて求職活動は手詰まり。。。

結局、ハローワークの職員の方に、とりあえず冬を待って様子を見たらどうですか?と言われ、2ヶ月に渡る求職活動は終了しました。


6.無職で迎えた初めての冬

希望の職が見つからず、時給に納得がいかず、やっとの思いで見つけた求人は雪のために通えない。

結局働き先は見つからず、11月半ばになって雪が降り始めてしまいました。

ヘコんでいる間に雪は積もり始め、12月にはもう真っ白な白銀世界になっていました。

普通に運転ができる旦那ですら雪道の運転にビビりまくるほど。

容赦無く積もる雪を見て、むしろ働き先見つからなくて良かったかもなー。とさえ思いました。

こうして失業中の転勤妻は、無職のまま冬を迎えたのでした。

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