夫のアトピーをめぐって夫婦喧嘩
フリーランス転勤妻のウニです。
わたしの夫はアトピーです。それも歴30年のそこそこ重たいやつです。
アトピーってなに?
夫と生活するまでアトピーが何なのかよくわかっていませんでした。
周りにアトピーの人がいなくて、いやいたかもしれませんが、意識したことがなかったんです。
私がアトピーの深刻さを知ったのは、結婚して夫と暮らし始めてからです。
夜中にボリボリという大きな音で目が覚めました。
なにかと思って見てみれば、夫が体をかきむしっていました。
え!こんなに強いかき方をしていたら、すぐに皮膚がぼろぼろになるし血が出る!とびっくりしました。
普段から無意識に首や腕をかいている夫ですが、日中は雑音にかき消されて、どんな強さでかいているのか分からなかったのです。
これはなんとかしたいと思って、アトピーについて調べ始めました。
なんとかしたい妻と放っておいてほしい夫
アトピーの情報を取り込むうちに、なんとかしてあげたいというお節介な気持ちがどんどん膨らんでいきました。
アトピーに効きそうな健康食品や化粧品を見つけては、試してみたら?とか、この食材体に良いから買って来たし食べよう!とか。
それは食べない方がいいんじゃない?あれは飲まない方がいいんじゃない?とか。
最初は渋々と何も言わず付き合ってくれていた夫ですが、数ヶ月後にキレました。
もう俺のアトピーのことは放っておいてくれ!
治せるもんならやってるわ!と。
そりゃそうですよね。夫は30年もアトピーと付き合ってきたんです。
それまで何もしてこなかったわけではありません。
アトピーのことも知らない、辛さもわからない、わたしなんかが簡単に敷居をまたいでくれるな!ということです。
しつこい妻と呆れる夫
それでもわたしはめげませんでした。しつこかったです。
あの時のわたしは夫にとって相当ストレスだったと思います。
放っといてと言われちゃったから、導入するアプローチ方法から考えないと…なんて。
しれっとご飯に紛れ込ませたり、貰い物だと言って食べさせたり、悪そうなものは買わなかったり。
相変わらず手を替え品を替え諦めないわたしに夫は呆れ、夫婦関係も少しずつ険悪になっていきました。
そんな中で起きた奇跡
このままでは夫婦関係にヒビが…という状況になんと奇跡が起きました。
夫「これちょっとだけ効果あるかも…。まだわからないけど。」
私「え?!まじ???」
わたしガッツポーズです。当たったー!と。
夫の心を動かしたのは大高酵素のスーパーオータカという酵素ドリンクでした。
大高酵素については次の記事で詳しく。
これをきっかけに、私のお節介は少しずつ解禁されていきました。
一緒に向き合う夫婦に
アトピーへのお節介は解禁されたのですが、夫は条件を出しました。
・引き算は2人で一緒にやる。
例えば、夫が牛乳を辞めてみるならわたしも牛乳は飲まない。
・足し算は1つずつ。
例えば、酵素を試してみるなら酵素だけ。その間は他の健康食品は併用しない。2つ以上を一緒にやると、どれの効果なのかわからなくなるから。
・無理してやらない。
例えば、どうしても食べたいときは食べる。飲み会や外食などの付き合いの場には持ち込まない、など。
その他、都度話し合って条件は増えたり変わったりしました。
そうこうする内に、だんだん夫とわたしとアトピーのちょうどよい距離感がわかってきました。
それがわたしと夫の結婚1年目でした。
こうして書いてみると、ほんとにわたしはお節介で強引だったな…と思います。
わたしが夫だったら、もう離婚だー!とか言い出しててもおかしくない…
でも、わたしは夫のアトピーを暗黙の了解というか、腫れ物的なものにしたくなかったのです。
これからずっと付き合っていく夫の一部なんだし。
要は私も交ぜて!ってことなんですが、入り方がまずかったんですねー。笑
仲間に入れてもらうのに1年かかりました。
でも仲間にしてもらえたので良かったです。