フリーランス転勤妻のウニです。
夫はアトピー歴30年、現在脱ステ3ヶ月目です。
脱ステの状況については「夫のアトピー脱ステ奮闘記」をどうぞ。
アトピーで超乾燥肌の夫、悩みのひとつになっている衣服のことについて。
天然繊維と化学繊維
衣服の繊維には大きく分けて、化学繊維と天然繊維があります。
天然繊維：コットン（綿）、リネン（麻）、シルク（絹）など
化学繊維：ポリエステル、ナイロン、アクリルなど
天然繊維は肌に優しいので、肌が弱かったり、経皮毒を懸念する場合には安心です。
化学繊維は石油を原料とするものが多く、多様な生地があり安価なのが魅力です。
化学繊維を着たい夫
ファッションが好きな夫、クローゼットには独身時代に買い溜めたよくわからない高そうな服が並んでいます。
天然繊維、化学繊維問わず様々な質感の生地の服があります。
夫は元々おしゃれ好きでラーメンやお肉、お酒も大好きの、健康や身体に良い食べ物には本当に関心が薄い人でした。
が、脱ステに取り組み食生活を意識する30歳になった今、繊維のことも意識するように（意識せざるを得なく？）なりました。
食生活を見直してから夫の身体はあらゆるものに敏感になりました。
衣服の話になった時、常にどこかしら身体が痒いので意識したことなかったが、そういえば毛布やヒートテック、タイツといった化学繊維のものが触れるときは結構痒いかもしれない、と気づいたようです。
自覚してから試してみたら、やっぱり化学繊維のものは痒いと確信したようです。
全身高機能センサーになった夫
肌着、下着、寝具、直接肌に触れるものは一通り綿100%のものに変えました。
自覚してからの夫は全身高機能センサーになりました。
例えばパジャマにしているTシャツ、同じ綿のTシャツはいっぱいあるのにボロボロの数着を着まわします。
それら数着が一番着ていて楽なんだそう。
なんで？と思っていたら、その数着は全てオーガニックコットンでした。
凄いな。
その後、実家に帰省した時のことです。
お義母さんが夫の事情を知ってわざわざ綿100%の布団を用意してくれていました。感謝ですよねー。
しかし、その布団で痒くなってしまいました。
なんで？と思っていたら、夫曰く、たぶん洗剤だと…
凄いなホント。
肌に触れるものを綿100%に一新してから、繊維による痒みが少し楽になったようです。
綿100%ではないお気に入りの服は、いつか克服して着る！とタンスの奥底にしまわれました。
ただ困ったのは冬で、ヒートテックやタイツはやっぱり化学繊維のものの方が暖かいし質感もいいので、寒さか痒さかと葛藤しています。
綿100%からヘンプへ
衣服の繊維を見直してから、今度はヘンプ（麻）100%の服に出会いました。
ヘンプ100%のストールを身につけている方が夫の肌を見て、これいいわよーと、そのストールをかけてくれました。
高機能センサーの夫、ヘンプの感触に衝撃が走ったようです。なんだこれ、これめっちゃ良い…！とかなり驚いていました。
ヘンプについて調べてみたら、抗菌性や吸湿性、UVカット効果などとっても多機能な天然繊維でした。
ただヘンプの衣類は高い。
でも夫が大絶賛したのでヘンプ生地のものも少しずつ取り入れ始めました。
綿100%のように全てをヘンプにすることはできないですが、選りすぐって必要なものは揃えていきたいです。
天然繊維と化学繊維について考える良い機会になりました。
夫のアトピーが改善して、また着たい服を着れるようになればいいなと思います。