食料自給率38%の日本、何がどうなって38%なの?
前回、日本の食料自給率38%を知って、ショックでした。
なので、もう少し自給率について知っておきたいと思いました。
自給率の計算方法は色々ある?
自給率の計算方法は色々ありました。
重量ベース食料自給率、カロリーベース食料自給率、生産額ベース食料自給率とか。
上記で確認すると、38%なのはカロリーベース食料自給率。
生産額ベース食料自給率は68%もあった。
重量ベース食料自給率は農林水産省HPでは見つけられなかった。
他でも品種別のものしか見つけられなかった。なんでだろう。
カロリーベース自給率の疑問
そもそもカロリーってなんだっけ?
エネルギー(熱量)のことで、主にタンパク質・脂肪・炭水化物のこと…
などなど調べましたが、ちょっとよくわからないし納得感に欠けました。
仮に、ごはん100g /168kcalだったとして、私が食べるのと夫が食べるのとでは、摂取カロリーが違うんじゃないかと思いました。
ごはんのカロリーを疑ってるのではなくて、摂取する体の能力というかスペックの問題の方。
それから、ここ一番よくわかりませんでした。
国産の農産物が選択されることにより、食料自給率は向上します。(P.5記載)
ー平成28年度食料自給率について(PDF : 434KB) – 農林水産省より引用
国産のものを食べるとカロリーベース食料自給率が上がるってこと?
食べると上がる?作ると上がるじゃなくて?
肉を減らして、国産の穀物を食べて健康になりましょう。という意図だったらわかるんですけど。
肉があって買うことが出来るから、今肉を食べることを選んでいる。
肉がなくて買えなかったら、その時は国産の穀物食べますよ。っていうのではダメなんでしょうか?
生産額ベース食料自給率の疑問
(例)生産額ベース総合食料自給率(平成28年度)
=食料の国内生産額(10.9兆円)/食料の国内消費仕向額(16.0兆円)=68%
この生産額は農家庭先価格とのことなので、仲介業者にとってはいわゆる原価?のことですよね?
で、国内消費仕向額って何?
結構探しましたが、*国内消費仕向量の説明しか見つけられませんでした。
この国内消費仕向額が消費者が買う時の金額だとしたら、この6兆円は輸送費などの経費と粗利益になりますよね。
だったら100%切るの当たり前で、この生産額ベースの自給率に意味がないような気がします。
ちょっとわからなくなってきた、自分の理解不足感が否めない…うーん。
*国内消費仕向量について
Q2.「国内消費仕向量」とはどのような量ですか。
「国内消費仕向量」とは、1年間に国内で消費に回された食料の量(国内市場に出回った食料の量)を表す量で、国内生産+輸入-輸出±在庫増減で計算されます。国内消費仕向量は、品目別自給率を計算する際の分母となる量です。
ーよくあるご質問ー農林水産省より引用
重量ベース食料自給率の疑問
食料自給率の計算方法は基本的に[生産]÷[消費]で計算します。
ー食料自給率の計算方法ー東北農政局HPより引用
これはすごくわかりやすいと思いました。
単純に[作った分]÷[買われた分(食べた分)]ってことですよね。
食品別はあるのに、なんで総合重量ベース食料自給率はないの?
さっきの*国内消費仕向量を使ったらダメなのか?
農作物が全部[作った分]として市場に出た場合、[作った分]=[買われた分]になってしまうんですかね。
から、[買われた分]から食品廃棄分を引いたらいいですよね?
そしたら[作った分]÷([買われた分(食べた分)]-[廃棄になった分])=重量ベース自給率になる?
そうしたら、農家さんの方で売れなくて廃棄になった分もあるかもしれない?
([作った分]-[廃棄になった分])÷([買われた分(食べた分)]-[廃棄になった分])=重量ベース自給率?
ほんとかよ。笑
でも私の中ではこれが一番しっくりくるよ。
以上、自給率について調べてみました。
数値やデータはネットの個人記載のものは避けて、行政発表のものを頼りにしました。
何回も見てみましたが、認識違い、理解違いだらけな気がします。
行政のものは日本語が難しいよ…
間違っててもいいや、これが私の認識の現状ということ。